実施_レポート
第1回〜第4回(青山中学校・港南中学校・朝日中学校・六本木中学校)
第1回から第4回までをまとめたレポートです。
おもしろい仕事人がやってくる!夢のきっかけとは。
きみたちの頃は動物が大好きで獣医になりたかった…。そう優しく話し始めたのは世界をリードする製薬企業ノバルティスファーマ株式会社の開発本部 臨床開発統括部長、稲津水穂氏。中学生の頃に抱いた夢がのちに獣医の大学へ進み、その先には人の医学も学ぶようになった。細胞の話は一見難しいかと思いきや、スライドには解りやすいイラストが表示されアニメチックにその説明は展開される。子どもの頃の夢を世界的な貢献に役立てるようになった仕事人の話に、中学生たちの瞳は輝きだした。企業の子ども応援プロジェクト in 港区の『おもしろい仕事人がやってくる!』では、プロジェクト協賛企業の社員を招き、その人生と仕事の哲学を中学生の職業意識を導くために講演する。2012年度は第4回を終え、中学生の将来に対するわくわく感を引き出す結果になったようだ。
普段出会うことのない大人とコミュニケーションを交わす楽しさを体感する。
コミュニケーションの達人になる。何をやるんだろう…不安な表情から、いざゲームが始まると表情がいきいきしてくる中学生たち。コミュニケーション能力が不足していると言われている現代の子どもたちに『コミュニケーションすることは楽しい。』と心から感じてほしいという想いをこめて、NPO法人キーパーソン21がつくったオリジナルプログラム。第一部の企業講演につづき第二部のゲーム形式で、子どもと大人が連携して実践する。核家族化や少子化、塾通い、ゲームの流行、地域社会の崩壊などによって大人と接する機会が減少し、「大人に接するのが怖い」と大人とのコミュニケーションを避ける傾向すら見られる、多感で吸収力の大きい中学生の時期に、社会の第一線で働く大人たちとコミュニケーションをもち、勇気と自信をもたせ、自立的に社会へ旅立つ人材育成の目的で、港区内公立中学校7校と港区内の企業、諸団体と連携して職場体験前の中学1〜2年生に対して実践する提案をしている。
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第5回 高陵中学校 実施後インタビューVo.1(株式会社エーピーコミュニケーションズ)
2012年9月14日 株式会社エーピーコミュニケーションズ様のご協賛により、港区立高陵中学校にて、夢発?プログラム「おもしろい仕事人がやってくる!」「コミュニケーションゲーム」を実施いたしました。実施後、内田社長、永江執行役員にお話を伺いました。
轢かれたレールの上に乗っている人たち、それに慣れている僕たち・・・そういう人が多くて。
朝山:プロジェクトに参加したきっかけはなんですか?
内田:敷かれたレールの上に乗っている人たち、それに慣れている僕たち・・・そういう人が多くて。あまりにも今まで、浮き沈みも関係なく、日本はすごく強い経済の国でした。切迫していない状況で、なんとなく世の中が右肩上がりに上がっていく。コミュニティの中で、人間関係をうまくやっていけば、自分自身は上がっていけるっていう職場にずっと慣れて、生きてきてしまったんです。周りの人がそういう(人間関係さえ上手くやっていけば良い)人だと、仕事しやすいんですね。僕たち自身も、「まあ仕
事がしやすいからいいや」って思っていました。そういう人たちがこれから生き残れない・・・って分かっていたんですが。自分たちの仕事がしやすいからって、とりあえずそういう環境で仕事をしていました。
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第7回 赤坂中学校 実施後インタビューVo.2(株式会社WOWOW)
2012年12月15日 株式会社WOWOWの社員9名の皆様のご協力により、港区立赤坂中学校にて、1年生2クラス35名を対象に夢発見プログラム「おもしろい仕事人がやってくる!」「コミュニケーションゲーム」を実施いたしました。実施後、人事総務局総務部の冨澤律子様、人事総務局人事部坂本晋也様にお話を伺いました。
WOWOW らしい社会貢献とは何か?
朝山:プロジェクトに参加したきっかけはなんですか?
冨澤:当社のCSR として、何をやっていこうかと考えた時に、世の中のどんな課題をチョイスするのかとても悩みました。世の中には解決しなければならない社会問題がいくらでもあるので・・・。最終的にWOWOWらしい社会貢献って何なのだろうと考えた時に、「子どもへの教育と地域貢献」という分野にアプローチしたいと考えました。弊社としては、子どもたちにエンターテイメントと出会ってワクワクしてほしいというところがあるので、教育支援がそのきっかけになればと思ったからです。また、地元との関わりも大切だと思いました。テレビ局というのは土地でイメージができあがることが多いので。WOWOWは赤坂にあるのだということを、近隣の方々に広く知ってもらいたいという気持ちがありました。ですので、実施校は弊社から最寄りの港区立赤坂中学校を希望させていただきました。さらに、今回の「企業の子ども応援プロジェクト」に関しては、弊社から何かを提供するだけではなく、弊社の社員にとっても学びがあるような内容だったことも、大きなきっかけです。
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