認定NPO法人キーパーソン21

活動ダイアリー わくわくエンジン®ブログ

・東京都立町田高等学校(定時制)

2014.08.10

おもしろい仕事人がやってくる

日時:2014年7月8日、15日(火)
対象:1年生4クラス108名
プログラム:「夢!自分!発見!~自分らしく生きる未来を見つけるために~」


昨年山村学園高等学校で実施した「大学生による講演プロジェクト」を、今年は東京都立町田高等学校で実施することができました。都立高校生の社会的・職業的自立支援教育プログラム事業という位置づけのもと、高校1年生108名に対して、大学生会員8名のメンバーが中心となり、企画から当日の実施までプロジェクトに取り組みました。
1日目のプログラムは、「大学生による講演プロジェクト」。学生が自分の過去・現在を振り返り、自身のこれまでの選択の理由や、辛かったことや苦労したことをありのままに話し、どのように乗り越えてきたのか、また、これからどのように生きていきたいのか、などを講演しました。この講演を実施するにあたり、定時制の高校生の心に届くように内容を考え、文章を練り直し、練習を重ねました。大人の会員の方も練習会に来てくださりヒントをいただくことができました。

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当日、学生はそれぞれ15名ほどの生徒を前に講演を行いました。普段1コマの授業でさえ集中できない生徒も最後まで真剣に大学生の講演を聞いていました。
終わってみると、自分と同じような経験をしていた、暖かい気持ちになった、自分の殻を破っていこうと思った、という感想を伝えてくれたり、大学生に自分自身のことを話す生徒の姿がありました。

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2日目のプログラムは、「自分ゆるキャラを作っちゃおう!」。自分自身をイラストで表現することに最初は戸惑う生徒もいましたが、みんなそれぞれに個性あふれる自分ゆるキャラが完成しました。友達同士、新たな一面が見えたようです。

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この2日間の実施を通じて、高校生だけでなく、大学生の学びも非常に大きかったと感じています。講演では、これまでの自分の棚卸しができたことで自分をより深く理解する経験になり、クラスに入ってプログラムの進行をしたことで、理解を得ながら物事を進める大変さを実感できたりしました。また、生徒たちが自分が一生懸命になれることを見つけて頑張る、将来のことを真剣に考える、そして高校生活の数年間に友達と一緒に同じ空間や時間を過ごすことは、とても大切で意味のあることだと実感しました。
今後は、もっと多くの高校生に実施して「自分の将来を考えるきっかけ」を一緒につくっていきたいです。

(活動報告:寺島浩美)

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