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学校や家庭、地域の中で、失敗から学ぶ経験、目の前の大人から認められ自信を持つ経験のないままに成長し、
漠然と進路を選択していく子どもたちがたくさんいます。
ニート、フリーター、働きたくない若者、自殺、中退、子どもたちに関わる社会課題の根底にも、
自己肯定感の希薄さが垣間みえてきます。
子どもたちが自立するきっかけをつくれる唯一最大の存在は、目の前の大人ではないでしょうか。
いよいよ私たち大人が本気になって、子どもたちの教育に関わっていくことが必要な時代です。

これからの日本は、新しい発想を持ち、柔軟で多様な考えを取り入れ、創造性を持った人材がより活躍できる社会へと変革していきます。
子どもたちの漠然とした不安感を払しょくし、自立した人生を主体的に選択できるよう、
子どもたちの自己肯定感をもっと高めていかなければなりません。
文部科学省全国学力・学習状況調査
日本青少年研究所
経済格差は子どもたちの経験格差も副産物として生み出してしまいます。
社会や大人との接点を持てない子どもたちは、自分に自信を持つことができずに、自立への意欲が減退してしまいます。
負の連鎖は、ニート、フリーター、働きたくない若者たちなどの社会課題を引き起こしています。
厚生労働省国民生活白書
ユニセフ15歳の意識調査
子どもたちの身近な大人である親や先生も、学校や家庭の中で多様な価値観に接する機会は少なく、
「こうあるべき」「こうでなくてはダメだ」と子どもたちの行動を抑制しがちです。
心配から過干渉になり、子どもたちが失敗から学ぶ機会を奪ってはいないでしょうか。
子どもたちは本来の元気を奪われ、新しい発想を生みだす力も閉ざされてしまいます。
文部科学省地域の教育力に関する実態調査2006年
リクルート調査