【企業の子ども応援プロジェクト】カシオ計算機株式会社様&株式会社ジェイエイ シー リクルートメント様
2018.12.18
こんにちは、認定NPO法人キーパーソン21事務局の風間です。
12月5日、企業の子ども応援プロジェクトとして、渋谷区立広尾中学校の1年生61名を対象に「おもしろい仕事人がやってくる!」「すきなものビンゴ&お仕事マップ」を実施してまいりました!
ご協賛いただきましたのは、カシオ計算機株式会社様、そして株式会社ジェイエイ シー リクルートメント様です。
2社様のダブル協賛ということで、控室からもりあがりは最高潮です。
学年合同で行った「おもしろい仕事人がやってくる!」では、サスティナブル推進部 の木村様の司会のもと、5名の社員の皆様に登場していただきました。
子供の頃はどんな子どもだったのか。どうしてカシオに入社したのか…仕事人の皆さんがご自身のことをお話くださり
少しずつ「カシオの会社の人」から「カシオで働いている、◎◎さん」のことがわかりはじめます。
失敗したこと、将来の夢…テンポよくすすむ中で笑いや拍手も起こりながら、生徒の皆さんの集中が高まったところで終了しました。
続いて各教室での「すきなものビンゴ&お仕事マップ。」
すべてのチームに1人の大人が入ることができるという、大人と生徒の近い距離の中でゲームがスタート!
すきなものビンゴでは、なんとクラスのお友達の名前を挙げる生徒がいました。
どのような理由なのか聞いてみると、「みんなに公平だし優しいから尊敬している」と真顔で言ってくれ、それに対して周りの生徒さんも「そういうところあるよね」「確かにそうかも」とナチュラルに受け止め、肯定し認めているシーンがあり、じーんと温かい気持ちになりました。
チームで取り組むというこのプログラムのよさを感じます。
続くお仕事マップでは、途切れることなく手が上がり、当てても当てても思いつく生徒たち!
私自身、「こんなお仕事がでるのは初めてだなあ」と思えるようなお仕事や職業があがり、柔らかな頭と表現する力に驚きました。
先生方からは、事前に「将来のことや仕事のことに思いが至らないような、子どもらしい生徒たち。しっかり物事を感じ考えられ、表現できるようになってほしい」と事前にご希望をお伺いしていました。
が、幼いという雰囲気もあるけれど、既に「枠」を超えていく力をもった生徒さんたちだとも感じましたので、そのままお伝えすると先生の顔もぱっと明るくなり、「そう、それがこの学年のいいところでもあるんです!」とうれしそうに仰ってくださったことが印象的でした。
終了後に、一人の先生とある生徒さんのプログラム中の変化、その変化のプロセス(行動と、声がけによる行動の変化)についてお話したところ、深く共感してくださいました。
「実は、そういうプロセスがあったとは知らず、終了後に少し話をしたのです。
シートをみて、そういうこと考えたんだね、知らなかったよ〜!と伝えたら、すごくうれしそうにしていました。
実際、彼がこんなことが好きで資格までもっているなんていうことは知らなかった。
今日の変化の背景についてお伺いし、いつもは少し斜めに構えている雰囲気なのですが、プログラムの内容、そして皆さんが否定せず認めてくださったことで、そのように変化したのだと思います。」
事前から準備をともに重ねてきてくださったご担当の先生から、上記のようなお話を伺えたことは、とてもうれしいものでした。
そして、終了後のシェアの会では「人生で一番楽しい授業だった」と伝えてくれた生徒がいたことを伺いました。
また、時間内でまとまりきらなかった生徒が、給食の時間までずっと考えて完了させたというお話や、自分自身のわくわくエンジンが引き出された!など、大人も興奮さめやらぬ様子で、プロジェクトが終了しました。
◆参加した方の声〜楽しかったこと、うれしかったこと
・自分自身のわくわくエンジンを探すきっかけとしても良い機会でした。
・大人が学べることが多いです!
・いまの中学生が何を考えているかを身近に感じられたことが新鮮でした。
・会社、デスクに座っているだけではだめ。大人も一歩前に進み、現場にアシを運び学ぶこと、おすすめします。
・自分の原点を思い出すと同時に相手の原点に関われる。おすすめです。
・答えを出すことより、考えることが大切だと感じた。答えを出す必要はなく一緒に考えたい。その時間があって楽しかった。
以上、12/5広尾中学校実施のご報告でした。