こんにちは、認定NPO法人キーパーソン21事務局の風間です。
12月13日、企業の子ども応援プロジェクトとして、川崎市立下作延小学校の6年生1年生71名を対象に「おもしろい仕事人がやってくる!」「すきなものビンゴ&お仕事マップ」を実施してまいりました!
ご協賛いただきましたのは、下作延小と同じ地元・川崎市高津区に本社をおく不動産屋さん・株式会社エヌアセット様です。
2015年川崎市立川崎中学校、2016年川崎市立平中学校、昨年に続き、2度目の下作延小でのご協賛となります。
講演プログラム「おもしろい仕事人がやってくる!」では代表取締役の宮川恒雄社長が、お話くださいました。
空気を読みすぎていた小学生の頃。
一生の仲間ができた中学・高校生の頃。
仲間に言われた一言で、素直な自分を発見し将来を考えはじめた大学生の頃。
そして、人生の師匠と出会い、転職先の会社の倒産から独立を経て、人との繋がりが人生を変えることを痛感したという、社会人になってからのお話。
宮川さんが、偽りないご自身の率直な言葉で笑いを交えながらお話くださる姿に、子どもたちは楽しみながらも真剣に聞き入ります。
そして、エヌアセット様の不動産やさんとしての仕事の内容をお話くださったあとは、
「もうひとつの仕事=街を元気にすること。」
として、本プロジェクトの担当をしてくださっている、ワクワク広報室の松田さんから、川崎産の野菜マルシェの取り組み、greenbirdとして子どもと共に街をきれいにする取り組み、保育園やシェアオフィスのオープンなどなど、
まさに街をともに作る活動のご紹介がありました。
人との出会いを大切に、人生早めに考えれば尚良し、そして今やっていることは将来につながること。
これまでの宮川さんの経験と実感が伴った熱い3つのメッセージは、子どもたちはもちろん、私たちスタッフの胸に響くものでした。
続いて、3クラスに分かれてのすきなものビンゴ&お仕事マップ。
「真面目さゆえに自己開示が難しい」と事前に先生方から伺っていましたが、やはりどことなく、ぎこちなく緊張している様子の子どもたち。
今日は自分たち自身も楽しもう、という意気込みでスタッフも社員も一丸となって教室に入ります。
大人が、否定することなく、子どもたちの中にあるものをただ認め、引き出すことで、子どもたちの表情も少しずつ和やかになっていきます。
プログラムがすすむにつれて、大人の声がけがなくとも子どもたち同士で引き出しあう場面もみられるようになったことに先生方も驚かれていました。
最後のワークシートでは、枠いっぱいにわくわくエンジンを表現する子もいました。
が、今回、必ずわくわくエンジンを言語化し表現できることがゴールではなく、わくわくエンジンという概念にふれること、そして自分のわくわくエンジンはなんだろう?という視点を育むことが 目的です。
ワークシートやアンケートからは、子どもたちの内側の気持ちや願いが立ち現れ、種が確実にまかれ、芽吹いていることを感じました。
校長先生からは、地域の皆さんや日々の授業や生活の中で、キャリア教育と呼べるものはたくさんある一方、それを串刺しにできる何かがないといつも感じていたというお話があり、昨年初めてキーパーソン21のプログラムを実施して、わくわくエンジンがその「何か」なのではないかと感じたということを伺いました。
また、わくわくエンジンを、今後は教員が、日々の子どもたちの中に捉え、コミュニケーションをとることが重要と感じているというお話もいただきました。
まさにキーパーソン21が目指している姿だと大変うれしく感じ、これからますます連携をはかって地元川崎をエヌアセット様とともに盛り上げていけたら…そんな想いがあふれた実施となりました!