2019年6月2日(日)
キーパーソン21の定期総会 & イベント
が開催されました。
今回は全国に広がっていくわくわくエンジン®ということで
zoomで繋がる総会を行いました。
そして午後のイベントでは、いろいろな地域からわくわくイノベーターをお呼びして
いろいろな地域の方が交流し、さらにパワーアップしていこうというものでした。
一言でいうと・・・いゃひとことではまとめられないゾ!!
いろんなところでいろんな熱量が感じられる素敵な1日となりました。
それもこれも会員さん一人ひとりが
それぞれの問題意識やビジョンをお持ちでご参加くださったおかげだと思います。
会場までいらしてくださった方、
zoomで繋がってくださった方、
参加できなかったけど、気にかけていてくださった方
本当にありがとうございました。
それでは
来年度に向けて定期総会ってなんだ?!というご紹介から
当日を思い出す記録として
簡単にですが、振り返っていきたいと思います。
~1日の流れに沿って振り返りますね~
第一部 定期総会
まず、会員の皆様に、キーパーソン21の事業と決算の報告をいたしました。
そして理事が時間をかけ、気持ちと志を持って立てた事業計画、予算案を話し、3号議案が決議されました。
そして理事が時間をかけ、気持ちと志を持って立てた事業計画、予算案を話し、3号議案が決議されました。
毎年ここでは、時間をかけて見つめ直してきた1年の振り返り、また一歩踏み出す1年を皆様にお伝えできる喜びを感じると同時に身が引きしまります。
その後わくわくナビゲーター1級認定者の3名を紹介!(堀江さん、青井さん、田中さん)
第一部の大感動タイム!
今年度MVP!
まずは事務局MVP田中かおりさん
学校、企業を繋ぐ圧倒的なパワーを持ち、
学校実施を通してキーパーソン21が目指すところを絶対外さない。
研修等の事前準備、次に繋げるための事後の各所振り返りしっかりと遂行している実績を認め選出。
学習支援・居場所作り事業を統括してくださっている古思さん!
川崎市から信頼を得られているという業績からMVPに選出。
次にチーム湘南 内藤先生!
町中のあらゆる大人を巻き込み、今年初めてわくわくエンジン®を寒川町にもたらした
その熱い気持ちと実績を認め、そしてこれからに期待し、MVPに選出。
最後に圧倒的なスピードで滋賀にわくわくエンジン®を広げている堀江直子さん!
代表朝山が表彰する際、大号泣。会場中も涙。
それだけキーパーソン21にとってのキーパーソン。
代表 朝山を彷彿とさせる堀江さん、これからもその巻き込み力でわくわくエンジン®が当たり前の社会に!お願いします!
お昼休憩と不審な動き・・・
普段お会いできない人同士でワイワイお昼休憩。
と、そんな中集められた十数人の会員。
なんとAKP劇団が演劇するということで
(会員の森部さんが脚本を書き、団員は当日招集される劇団)
当日、劇団員メンバーとして声をかけられていた・・・!
なんと!こんな演出があるのか!www
そしてお昼休憩後始まりました『サザエさん』
それぞれがなりきっていてみなさん大爆笑!
和やかなひとときでした。
(って内容は言わんのかい!すみません、詳しくは森部さんにお聞きください。そして動画を一生懸命とっていて、写真を残すことを忘れていました汗)
第二部 「わくわくイノベーターの講演とグループディスカッション」
わくわくイノべーターとはわくわくエンジン®の考え方を広めるため、周りに火をつけ巻き込み
そして精力的に活動している人のこと。
そして講演をしてくださったわくわくイノべーターの方は以下の方々です。
・江上さん(魅力化プロデューサー)
・下川原さん(チーム北海道リーダー)
・渋谷さん(チーム新潟リーダー)
・青井さん(チーム北関東リーダー)
・内藤さん(チーム湘南発足立役者)&堀崎さん(チーム湘南リーダー)
・田中さん(事務局エース)
江上尚さん(魅力化プロデューサー)
ご自身をわくわくおじさんという。
精神年齢を20歳くらいでキープしているそう。だけどおじさんを受け入れなきゃなと思っているようです。
おもしろいおじさん少年ですね。(どっちやねーん!)
小4で転校を経験し、当時を暗黒時代としていて、
思い出せないくらい何もなく、人間関係を構築できなかった。
中、高校生では成績は学年でもトップ3。
上から目線で接するから煙たがれていた存在!
とおっしゃる。
えっ??
どんな質問も丁寧に答えてくれる今の江上さん。
何があったのでしょう・・・
大学生時代にガラリと変わる。
自分が何をやりたかったのかわからないので、欧州バックパッカーで2年半くらいふらふらと。
自分のことを全く知らない人と接する時、自分のことを伝える。あれ?
自分のことを知らなきゃと思いたった。
自分は何に感動するのか・・・etcに向き合う。
そして、自分らしく生きることが大事というところに到達!
社会人経験
37歳、惰性で仕事を・・・そこそこの数字も出せるという現実に疑問。
学び直そうと社会人大学へ。
島根県江津市にIターンとして移住
社会課題を解決するために様々な事業を立ち上げる
ここで江上さんポイント【事業を立ち上げる時の判断軸】
・自分にとって初めてか
・地域にとって初めてか
この2つが重なるとビジネスとして始める
江上さんが勧めているプロジェクトの一つに
『教育の魅力化プロジェクト』
↓
地域に対するネガティブインパクト!という問題。
江津市の高校の定員が割れてしまっており、隣の市に進学する現実。
そこで
進学校と勝負するのではなく、学力軸ではない価値観の創出を提案。
江津市総合戦略において定めたシティスローガン『GO GOTSU!』
江津市を想像力特区へ。
戦後の教育ではいかに合理的、早く答えにたどり着くかに重点を置いていた。
それってクリエイティブではない。
これからは正解が一つではないということが正解。
感性に正直であるかどうか。
それを行動に移せるかどうか。
何に感動するかもっと敏感になって欲しい。特に子供のうちに。
という考えのもと、江上さんは江津市にわくわくエンジン®を広げる計画実行中です!
最後に、江上わくわくイノベーターから、みなさんへヒント
イノベーションを起こす『4ステップ』
1、妄想する
2、3人に話す、馬鹿馬鹿しい話として楽しく、誰かいい人いませんかと紹介してもらう
3、巻き込む
4、早く取り掛かる、早く失敗改善を3回繰り返すと形になる、絶対
「大変なこともあります!」 下川原彩さん(チーム北海道リーダー)
札幌の活動内容、地域活動をする上での実体験をお話してくださいました!
【地域活動の第一歩として】
・問い合わせのあった方とは公共施設で個別に会ってお伝えすることが大切!
・説明会は2名以上参加があれば開催する
・Facebook未経験者のシニアの方にも挑戦していただき、会員活動をスムーズに
・リアルなつながりが大事ということで北海道に知人のいそうな会員さんに紹介していただく
このような地道な活動を大切に実践してきた彩さんの熱意が伝わってくるようでした。
【大変なこともあります】
時にはぐさっと刺さるコメントを受けることもあります。やはり理解していただくため、何度も何度も丁寧にコミュニケーションをとることがとても大事。
また、
実施現場をつくりたいからといって、どこの依頼でも受けるのではなく
本物の共感を得られる場所でやりたいという信念がめちゃめちゃ伝わってきました。
心に大切に留めておきたい大切なお話をありがとうございました!
「気づいたら校長室の前に」 渋谷さん(チーム新潟リーダー)
渋谷さんは”校長室をノックする”という本当の意味でのはじめの一歩を伝えてくださいました。
新潟は病児保育利用者が多い。横浜、神戸に続いて3番目。
つまり働いているお母さんが多いということ。
病児保育で働いていた時、
学校や家庭では会話をする時間がない子どもたちが、その時ばかりにいろいろ話をしてくれていた。
そしてそれは悲しい話。
・どうせ大人って大変なんでしょ?
・習い事を5こしている
大人になることが大変だと思っている子どもが多いことに愕然とした。
2017年11月、キーパーソン21の取り組みをyahooニュースで知る。
稲妻が走る。これだ!これを新潟でしたい!「動かされる子供から動き出す子供へ」
そんな時、子どもの個人懇談で学校に。それが終わってさぁ帰ろうとしたら校長室が電気ついてた。
今だ!無意識のうちに校長室の前に。
これだけ良いものがあるのに私が伝えないわけがない。
震えながらノック。
片手にチラシ。
「保護者の渋谷と申します」
校長先生は何かを察したように「まぁまぁ座ってください、お茶でも飲みますか?」
熱くしゃべること20分間。
どうしてもこれを子供達に。
校長先生からは私もワクワク好きなんだと。そして保護者たちにもワクワクして欲しいと。
PTA行事の時間を使ってできるように取り計らってくれた。
その上、
6年生の学年主任の人が総合教育の授業に入れたいと!
そして渋谷さんは事務局にかけあう日々。
7~9月に仲間集め、講座、実施がどんどん進んで行く。
今では13名のチームメンバー。
渋谷さんの第一歩は誰もが想像できる、妄想できる、実践できるものだったのではないでしょうか?
でも渋谷さんの中に熱いものがあったからこそ今までどんどんと進んできたのだろうと思います。
「元気なうちに!即行動!」 青井さん(チーム北関東リーダー)
青井さんのはじめの一歩
探していた地域と子どもがつながるプログラムがあった!入ってみて体感してみよう!
なぜ地域と子どもがつながるプログラムを探していたのかというと
育児をする上で家庭は社会の最小単位ということを大事にしてきたのだそう。
弱いものは助ける、末っ子も地域の中ではお姉ちゃん、として。
子どもたちもそれを理解し、実践してくれていた。
ただ、子どもの世界は厳しかった。
社会性を持った子どもがいじめに合う現実。
毎日毎日泣いて過ごしていた。
そんな中、支えてくれた地域の大人たち。
習い事の先生や近所の方が子どもに
「大丈夫、あなたたちは間違ってないよ」と言い続けてくれた。
昔を思い出しながら涙を堪える青井さん。
親子でいじめを乗り越え、
子どもは今、いきいきと自分の仕事に向き合っているようです!
親の青井さんも子育てがあなたのキャリアでしょ?という気持ち。
それで自身の経験を踏まえ、地域と子どもがつながるプログラムを見つけたというきっかけで
元気なうちに!即行動!の結果、今キーパーソン21で活動中!
なのだそうです!
私もかつてはいじめにあっていたので子どもの気持ちがよく分かる。
今は息子もいるので親の気持ちも重々伝わってきて、こちらも涙が止まらない。
そういう辛い経験をプラスに今活かしている姿がとてもかっこいい青井さんでした。
「素敵なバランスのチーム湘南」 内藤先生(チーム湘南発足立役者)&堀崎さん(チーム湘南リーダー)
内藤先生のはじめの一歩は
茅ヶ崎と地域の企業を巻き込んでキーパーソン21と子ども応援丸を繋げられないかな・・・という気持ちから。
子ども応援丸とは:
まわし読み新聞(新聞をお題に対話をする)を行っている地域の寒川神社のお坊さん、
高座のこころを運営していらっしゃる商工会、議員、農協青年部の皆さま
を巻き込んで今地盤を作って行っているということ。
こどもたちが荒れる
279スペシャル(社会人に聞く会)
など、問題を解決するためにキーパーソン21へアクション!
プログラムも極秘!見学も極秘!でも講座案内を見つけ、講座を受ける!
そして内藤先生のわくわくエンジン®を宣言!しちゃった笑!そうです。
他の人の時間を大事にしたい→準備が大事なんだなーと。チーム湘南の準備をしっかりしようと。
次に堀崎さんからのお話。
チーム湘南のリーダー(という係りの・・・w)堀崎です。
ととても謙虚な第一声に会場はほっこりの笑いに包まれる。
・新しいことを始める
・これから育てること
・地元で実施できること
・その時々のワクワク感を大事に
ということでチーム湘南をスタートしました。
地域ならではの取り組みやコラボ等の可能性もあると予告してくださいました!
楽しみ!
小さなことから大きなことまで少しずつやっていきたいとのことでした!
湘南を宜しくお願いします!
「教えて!事務局のプロジェクト」 田中さん(事務局エース)
教えて!事務局のプロジェクトということで
事務局のメンバーの紹介、事務局って何やってるの?を話してくださいました!
MISSION、VISION、VALUE
プログラムの紹介など。
また、学校実施では、大事なピックアップポイントとして
・地域や学校で持続可能性の状態があるかどうか
・先生に事前のオリエンテーションができるかどうか
・学校に文化として残っていくかどうか
・普及のための特色あるモデル作りになりうるかどうか
そして何と言っても
・学校が本当にやりたいと共感してくれているか、そして同じゴールが見えているか
を大事にしています。
また、大人が多いと子どもたちのワークシートの濃さが変わるので是非学校実施に来てください♪
最後にグループディスカッション
もっと話を聞きたいというわくわくイノベーターごとにグループとなり、
参加者が自分を掘り下げていきました!
①わくわくイノベーターのはじめの一歩を聞いてみよう!
わくわくイノベーターのはじめの一歩とその背景の動機を聞いて、一人一人が参加者が自分の参加動機を改めて言語化する
↓
②自分のはじめの一歩を考えよう!
↓
③グループ内でシェア!
↓
④グループ代表が全員にシェア!
↓
④グループ代表が全員にシェア!
おわりに
とても長文になってしまいました!でもまだ書き足りませぬ!
という雰囲気のキーパーソン21定期総会でした!
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
このように様々な方のお話を聞き、自分の現在地を見つめ直し、そしてまた一歩踏み出す
ことのできるイベントで、お土産いっぱいの感覚でした。
このイベントの取りまとめてくださった渡邊さん、ありがとうございました。
来年の総会はどんなイベントが開催されるかとても楽しみにしつつ、
自分のできる一歩を着実に進んでいきたいと思いました。
(文:事務局 金澤)