2019年9月14日(土)、15日(日)に開催された未来の先生展に、今年もキーパーソン21の教員チームが出展してきました。教員チームの入澤先生、内藤先生が登壇しました。
入澤先生は『新しい時代のキャリア教育を考えよう』というテーマで話しました。新学習指導要領を読み解き、現場ではどうしていこうかと、答えを出すのではなく、参加された方と同じ目線で考えていこうという投げかけが、参加者にしっかり届いたのではないかと思います。内藤先生は、地域に開かれた教育を寒川中学校の実施を例にして、地域の人を巻き込む覚悟について熱く伝えました。
入澤先生、内藤先生を中心に教員チームが何度も打ち合わせを重ね、準備に準備を重ねてこの日を迎えました。では当日の写真と併せて、二人の報告をご紹介します。
● まずは内藤先生の報告です
教員チームの内藤です。キーパーソン21教員チームとして 9月14日(土)15日(日)の2日間にわたり開催された未来の先生展2019に今年も出展してきました。 15日(日)の15時から1時間の枠でした。 全体講演（土屋学長、出口学長、工藤校長）の直後が集客的に有利ではないかという見通しでその枠を希望したところバッチリ！ お客様は３５名の方に入場いただきました。
半数が教師で意外と教師か少ないというか、学校関係以外の方の興味関心が高いと感じました。
入澤先生からは①新学習指導要領のキャリア教育に関して入澤先生的解釈の話。
ずいぶん理想に近づいてきたキャリア教育であっても
「内面に迫るって実際にやるとなると・・・」
「どうやって社会とつながればいいの・・・」。
これを受けて②わくわくエンジンの概念説明、という流れ。
内藤からは寒川中学校の実施の紹介を通じて
①地域を巻き込んだ実践
②実施前後のアンケートによる子どもの変化
をお話しました。 終わってから参加者のお二人から声を掛けられました。
お一人は高校生！なんと「自己肯定感を高めるために何が必要か」を研究しているという若者でした。 お一人は横浜の教員の方、年に何回やっているんですか？地域の方ってどうやって集めているんですか？ という質問でした。
私の印象では、すでにキャリア教育や地域を巻き込んでやっている方の参加が多かったように感じました。 なので、シェアの時間もお隣同士で、実践の紹介をしているという方も多かったです。 これからも、先生方と繋がっていきたいと思いました。
私が今回関わって強く感じているのは、教員チームをサポートして下さった仲間達の存在の大きさです。 入澤先生と相談をして参加申込を作ったりしましたが、その後もZOOMで７回も打合せしました。このサポート体制があってやれた事だと思っています。そして、当日にはキーパーソン21会員のサポートとして集客のためのビラまき、サンドウィッチマンをかって出ていただいた仲間もいました。 そのようなサポートが得られNPOの組織風土が良い！今回参加準備で活動をしていて強く感じた点です。
● 次に入澤先生の報告です
教員チームの入澤です。新学習指導要領の、特にキャリア教育の部分について深読みし、どういうことが求められているのかを私なりに解釈し、それを発表してきました。 新学習指導要領を読めば読むほど、これからのキャリア教育に求められている点がキーパーソンの活動と一致するところが多く、19年前にそれに気づき、活動してきた朝山さんたちは本当にすごいなと、思いました。
未来の先生たちに伝えたいことがたくさんある中で、今回はわくわくエンジン®の概念はお伝えしましたが、プログラムの内容は時間的にも紹介できませんでした。 いきなり社会に開かれた教育課程と言われても、なかなか難しいと思ってしまう先生方に、 こんな風にできますよと寒川中のスライド(※)をお見せしたところ、 『どういう仕組みで、あんな笑顔をひき出せるのか知りたい』『具体的にはなにをやっていたのか知りたい』という感想が多数。
この、知りたいという気持ち、先生の主体的な学びに繋がりそうで…思惑通り、大成功です。 『生徒の好きなこと、ものについてじっくり聞いてみたいと思います。』と、早速わくわくエンジン®を見つけようという気持ちを持ってくれた先生、 『実例を見てこんなことができるのかとイメージが湧いた』と書いてくれた先生、 キャリア教育に主体的に取り組むきっかけになってもらえたようで、嬉しいです。
時代は、わくわくエンジン®が当たり前の世の中にますます近づいていると実感した一日でした。
