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【イベントレポート】「地域の保護者の力で『夢!自分!発見プログラム』を学校にインストール!」座談会

2020.10.02

オンラインコンテンツ全国各地の活動

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9月12日(土)「地域の保護者の力で、『夢!自分!発見プログラム』を学校にインストール!」座談会」を開催しました。

 

今回の座談会の開催経緯は、ちょっと特別。

 

というのも、7月から始まった「あつこの部屋」での会員さんの声が企画検討のきっかけとなったからです。

 

「自分の子どもが通う学校でプログラム実施をしたいと思っているけれど、どうすればよいのでしょうか?」

 

という会員さんたちの生の声から、座談会開催へつながりました。

 

そう言えば、同様の相談の声がこれまでもちょこちょこ聞こえていたような。

それに加えて、キーパーソン21の中には既に実践している方々もいる!

ということで、登壇者や声を掛けたい方々の顔を思い描き、実現したのが今回の座談会でした。

 座談会の趣旨

 

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当日は、各地から10名の会員さんがオンラインで集まっての開催となりました。

 

今回の座談会の趣旨は、

「自分の子どもの通う学校で、『すきなものビンゴ』をやりたい」

「地域の学校の子どもたちに『夢!自分!発見プログラム』を実施したい」

 

そんな思いを、一歩進める作戦を一緒に考えましょう!

というもの。
※『すきなものビンゴ』『夢!自分!発見プログラム』は、どちらもキーパーソン21独自のプログラムです!

 

座談会のメインは、既に実践されている会員さんからの事例発表です。

 

登壇したのは、チームにいがたの「えん」さんと、

キーパーソン21親・家庭領域の担当理事である「まいてぃ」さんのお二人。

 

先ずは、チームにいがたの「えん」さんからの発表で始まりました。

 えんさんの軌跡

 

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既に実践されている方のお話というと、順調に段階を追って導入までの道のりを進んだのかと思いきや、そうではないということを「えん」さんのお話から学びます。

 

1度目は自分の子どもが通う学校にアタックして壁にぶち当たり、

それでもめげずに立ち上がって今度は2枚目の壁、近隣の学校にも提案してぶち当たる。

 

そこで玉砕しますが、更に立ち上がります。

 

どうすれば話を聞いてもらえるのか?

聞き入れてもらえるような学校との関係性の構築に取り組み

どういう方にアタックするのが効果的かを考え、

提案し直して臨んでいる。

 

粘り強く諦めずに、次の手を考えて行動していることに驚かされます。

更には学校公開をしていた私立高(自分の子どもを入学させる前)に複数年足を運び、いよいよ校長先生への説明という時には、自分一人ではうまく説明が出来ない!とキーパーソン21の事務局に依頼をし、事務局メンバーから説明してもらうように手配したというなかなかのやり手。

 

もうひとつ、こちらも「えん」さんから学んだとても大切なポイントです。

 

一人でなんでもやろうとせずに、周囲の力を借りるということ。

 

紆余曲折を経て実施につながったことがよく分かりました。

 

 まいてぃさんの場合

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もう一名の発表者は、4年前に有明わくわくプロジェクト立ち上げた「まいてぃ」さん。

「まいてぃ」さんの発表からもさまざまな戦略が必要なことが分かります

 

 

学校のホームページから、その学校が何を学校目標に掲げているのか、

年間どんなことに取り組んでいるのかを知り、

年間計画のどこに対してプログラムの提案が出来るのかを考える。

 

 

実際に学校実施が決まった後、どんな風に周囲の人々を巻き込んで展開していったかについて、さすがプロジェクトマネージャーの力量で分かりやすく事例を基に説明してくださいました。

 

 実践者の共通項

 

お二人の話を聞いて興味深かったのは、実はお二人には共通項がいくつもあったということです。

・自分の地域での活動のきっかけは、地域で起きた子どもの命に係わる事案

・学校への提案に大切なのは、学校との関係性と考えていること

・学校PTAとして関わるも、はじめの数年間はプログラム提案をしていないこと

「何度玉砕しても、どうしても学校実施をやりたい!」という根源的な思いにつながるきっかけや、提案するからには自分の想いだけではなく相手(=学校)を知り、相手にとってメリットと感じられる提案に持っている戦略を考えて臨んだという表れであるといえます。

何度玉砕しても、どうしても学校実施をやりたいという根源的な思いにつながるきっかけや、提案するからには自分の想いだけではなく相手(=学校)を知り、相手にとってメリットと感じられる提案にもっていく戦略を考えて臨んだという表れであるといえます。

 作戦タイム、ブレークアウトセッション

 

お二人の実践者の発表を聞き、会の終わりにはブレークアウトセッションに分かれて「自分の地域で一歩を踏み出すにはどんなことが出来るか」についての作戦タイムも持ちました。

今回の座談会のポイントとしていた、実践者の話を聞くにとどまらない対話の場とする試みです。

 

 参加者の感想

 

参加された方からは、以下のような感想をいただきました。

・いろいろな体験が聞けて勉強になった。素晴らしいプログラムというだけでは簡単にできないこともわかり、コミュニケーションの仕方や戦略も必要だと感じました。

 

・とても楽しく有意義な時間でした。これまで実施してきた方々のお話、これからというみなさんとお話できたことに勇気が湧きました。仲間を増やしながら、活動していきたいです。(メラメラ)

 

・先進的な取り組みをしている私立や公立の一貫校は当然進めやすいのだけれど、大人の助けが得られにくい公立の学校にこそ、本当はやっぱり必要なんだよなぁと思います。先生方のわくわくを聞く「先生の研修」をできるといいですね。「すきなものビンゴ」に限らずいろいろな取り組みを本部役員以外も応援する、PTAサポーターの仕組みを作ろうと思っています。

 

・具体的な事例を伺い、理解を深めることができました。課題に対し、次のステップに進むために必要なことが明確になりました。

今回の座談会には、会員の中でも同じ思いを持った方々が集まってくれ、だからこそ積極的に質問が出る座談会となりました。

 

また、作戦タイムでも自分が実践したいと考えている学校の実情を踏まえて、それぞれが考えていることをお話くださり、あっという間の90分が過ぎていきました。

 

会の合言葉は、「一歩前に踏み出して半年後にまた会おう!」

 

次回半年後、皆さんからどんな実践のお話が聞けるのかとても楽しみです。

 

(事務局 木本)

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