2021年7月30日と8月5日、沖縄県浦添市にある児童発達支援・放課後等デイサービス「ベーテルの夢II」に通う子どもたちにわくわくを届けてきました。
通常の学校等とは環境も条件も違うので、先生方と何度も打合せを重ねて、次の3点をベースにプログラムを実施することになりました。
・ 「すきなものビンゴI」→「まとめシート」を2時間で。
・ 子どもたちの年齢、特性、相性などを考慮したグループ分けで、実施は1日1グループ。
・ 進行は子どもたちの様子を見ながら臨機応変に。
ここからさらに打合せを重ね、グループごとに微調整してカスタマイズしてのぞみました。
第1回目
そして、いよいよドキドキわくわくの第一回目。
参加してくれたのは、小5と小6の男子2名と若い男性の先生。
「この2人は15分以上座っていたことがないです」と先生から言われていたので、1日目はビンゴゲームまで終われればいいな、まとめシートまで行きつくのに3日くらい必要かな、もしも途中でもうやりたくないと言われたらどうしよう・・・等々いろんなことを考えていましたが・・・、私たち大人の予想は見事に裏切られました。
なんと2時間夢中になって(途中3分程度の休憩を2回とっただけ!)、わくわくエンジンまでしっかり発見。
これには先生もビックリ!
子どもの可能性をおとなが決めつけてはいけないですね。
終わった後に「また明日も来る?」と言ってくれたのがすごくうれしかったです。
第2回目
2回目の参加者は中学1年生3人組(男子1名、女子2名)。
なかなかことばが出てこなかったりもしましたが、小学生のころからの仲間なのでせかしたりすることもなく、ていねいに引き出していきました。
予定時間より少し長くかかりましたが、全員のわくわくエンジンを発見できました。
このグループでも大人の想定外のできごとがありました。
まわりの大人が日頃「この子はコレが好きに違いない」と思っていたことが、すきなもの3つの中に入っていなかったのです
やはり大人の思い込みや決めつけはダメですね。
そして、さすが中学生、「自分で決めたい」とか「自分が納得する」というような主体的に動きたい気持ちを表すワードがちらほら出ていたのが印象的でした。
振り返りでは……
振り返りの会は保護者にも来ていただき、プログラムを楽しんでいる子どもたちの写真やまとめシートを見てもらいながら情報を共有しました。
いろいろと話がつきず予定時間をかなりオーバーしましたが、有意義な時間となりました。
最後に
このように順調にスタートしたベーテルプロジェクトですが、ここにきて沖縄における新型コロナの感染状況がさらに悪化、特に若者や子どもたちの間での感染が急拡大という状況となり、残念ながら落ち着くまでいったんお休みということになりました。
落ち着いたらさらにパワーアップして再開予定です。
その日のために、チーム沖縄メンバーはもっともっと楽しくなる工夫や仕掛けをたくさん考え中です。
乞うご期待!
(チーム沖縄・名嘉原祐子)