※掲載されている写真は、全て学校に掲載確済みです。
2021年12月9日(木)静岡県富士市富士川第二小学校の六年生1,2組にキャリア教育プログラム『すきなものビンゴ&お仕事マップ』を提供してきました!
チーム静岡はこれまで中高生対象にプログラムを開催してきたので、小学生は初めてです。
わくわくドキドキのレポートをお届けします。
初めて小学生へ
今回、前半の「すきなものビンゴ」ではゲームを通して自分の好きなことを深掘りし、それから後半の「お仕事マップ」では、すきなものが多くの仕事とのつながりがあることを知る、そんなプログラム構成になっています。
これまでは社会福祉協議会や、地元の協働センター主催のイベントで、これから進路を考える岐路に立つ中高生に対して行ってきました。
でも今回は初めて小学校!
静岡は東西に長いため、遠方からも仲間が集まります。
これまで遠い距離を乗り越え、参加できるメンバーで何度も集まり練習して当日を迎えました。
小学生ははじめてのことであり、また2クラス同時開催とのことなので、どうなるのかドキドキです。
控室で打ち合わせ後、子供達が迎えにきて教室へと案内してくれました。
そして教室へ入ると……もう心配がすべてふっとぶほど、元気でウェルカムな雰囲気で迎えてくれた子どもたち。
わたしたちが冒頭「イエーッ!」とやると、一緒にイエーっ!てやってくれたんですよ。
(いつも中高生にはドン引きされたりします笑)
楽しい雰囲気のまま、子どもたちは3時間のプログラムに集中して取り組み、全力で好きなものをいっぱい考え、賞品めざして命がけで? 本当に楽しそうにジャンケンして、力一杯悔しがってくれます(笑)
友達が発言に困っていたら、「こういうこと?」と助け舟を出してあげられる、とても優しい素敵な子どもたちでした。
まだ小学校実施に不慣れなチーム静岡にとって、最初がこの小学校で良かったとつくづく思います。
そしてプログラムが終了後感じたのは、将来の仕事を「自分の好きから考えること」は、やはり小学校くらいの大人の常識などに染まりきっていないうちからやっておくのは大事だなということ。
これから小学校実施を広げ、自分の好きから仕事を考えていける子どもたちが、静岡県にますます増えてくれればと心から思います。
子供達の声
・今まで将来のことについてそんなに考えることはなかったけど、今日やってみて、好きなことや将来について少し見つけられてよかった。班のみんなの好きなものも知れてよかった。
・いろいろな仕事についてつきたい理由もたくさんきいてくれて、自分に合った職業をいっぱい知れてよかった。
・サポーターの人が明るくて話しやすくてめっちゃ楽しかったです。自分がやりたいことに少しでもちょうせんしてみようという気持ちになりました。
・ビンゴなど楽しいことで12歳のわたしをすこしずつ気づいていく感じがしていました。
お仕事マップでは、いつもやっているピアノにどれだけの人が裏で活躍していることもわかりました。
最後に書いたおしごとベスト3では、わたしがなりたかった将来の夢ではなく、今、私にあっているものが分かりました。
・自分の将来はみんな楽しませることだった。みんなの好きなものを知ることができた。
・みんなの好きなことがわかってよかったです。みんなの好きなものはちがうんだなと思った。
・将来の夢をわくわくしながらかんがえることができたし、「夢」を考えることは大切だと思いました。そして自分の好きなことや大切なこと、やってみたいことなどビンゴをして楽しかったし、深く考えることで自分ではきずけなかったことに気付くことができた。
学校コーディネーターさんのご感想
学校とコーディネートをしてくれた、「まちの遊民社」畑さんからもご感想をいただきました。
大人が何かを押しつけたり、ある方向へと誘導することもない。だからこそ、子どもたちが主体的に参加できる。
そして、各グループにサポーターがついて、ひとりひとりをしっかりサポートしている。これは、「ひとりも取り残さない」という姿勢の表れであり、真剣にていねいに子どもたちに接していると感じた。
最後に
今回の実施につなげていただいた、まちの遊民社のコーディネーター畑さん、ご協力いただいた先生方、そして元気な子供達に心から感謝いたします。
もしこのプログラムにご興味ある方、一緒にやってみたい方、うちの学校でもやってほしいという方!
ぜひご連絡ください。
キーパーソン21チーム静岡