川崎市総合企画局の紹介で、川崎区地域教育会議などで活躍されている「Mさん」という方にお会いしてきました。川崎の臨港中学校の職場体験のお世話を9年も続けておられるという。9年前は荒れ放題だった中学が地域で働くこと体験をするだけで、たちまち落ち着いていったと言う。ご自身の本職の仕事の合間を見て活動されているらしく、本当に頭がさがる。地域にこのような方がいてくださるというのは本当に貴重だ。ただ、実際にはほとんど孤軍奮闘されており、かなり疲弊感があり、後継者となってくれる人もなかなか見つからず、サポートがないとこれ以上続けていけない、と困っておられた。キーパーソンのプログラム実施のサポートを地域でいっしょにやれないかなと思って相談に伺ったのだったが、逆に当てにされてしまった。どこも人材不足は同じのようだ。
Mさんのお話の中で一番心に残ったのは、家庭内の教育力、学校の教育力、そして地域の教育力の三つがある。その中で「地域の教育力」を上げることが最も難しいという。確かに。地域の教育力、何とかできないものかしら。