小平二中のコーディネーターのFさんから連絡があった。今年も、プログラム「なるには探偵団」の実施研修をしてほしいとの依頼だった。小平二中での実施はこれで4年目になる。
小平二中は、校長先生をはじめ現場の先生方が非常に熱心な上、保護者や地域の学校ボランティアの方々の協力が多大な学校である。
それもこれも、学校コーディネーター制度というものがあり、一つの学校に地域の学校コーディネーターという人物の存在があることが大きい。学校と地域をつなぐ役割が制度として確立されているのだ。コーディネーターは学校の状況や要望を把握し、それにフィットする地域の支援プログラムや人材を探し出してきて、学校の教育現場に役立てていくという重要な役割を地域からも学校から期待されて担っているのだ。
しかも、私の知る限り、小平二中のFさんは、先生方とのコミュニケーションも良好で学校内でも、学校外からも絶大な信頼を得ているのだろう。コーディネーターとしての存在感は大きい。
キーパーソンは、これまでも、この学校支援コーディネーターの方々によって、学校にキャリア教育プログラムを実施してきた。杉並区、渋谷区、先日このブログでも紹介した世田谷区の桜小学校も学校コーディネーターの方からのアプローチだった。
あいにく、川崎市にはまだ、この学校コーディネーターの制度が無い。よってプログラムを導入する時は、キーパーソンは先生方と直接やり取りをすることになる。そうすると先生にとっては、学校外部の人との接触は余分な仕事となり、中には嫌がる人もいるというし、キーパーソンにとってはプログラムの提供のみならず、コーディネーターとして学校開拓から始めなくてはならなくてお互いの負荷は大きい。
川崎市でも学校支援コーディネーターの制度導入は何とかならないのだろうか。過日紹介した職場体験先のお世話をされている宮越さんも学校支援コーディネーターとして制度があれば、もっとやりやすくなるのだろうに。