第４回、第５回 の寺子屋今井体験活動を、11月26日、12月3日に今井小学校体育館で開催しました。
今回は、あこがれのお仕事シリーズの第３弾！「イラストレーターになってみたい子あつまれ！パート１、パート２」です。
 

 
寺子屋先生は、イラストレーターのYORIYASUさん。
YORIYASUさんは、前回のあこがれのお仕事シリーズ第２弾！「声優さんになってみたい子あつまれ！」でみんなでアテレコをしたアニメ作品の監督さんです。
では当日の活動の様子をご紹介しましょう！

【11/26 パート１】

まずイラストレーターのお仕事について、YORIYASUさんから実際の普段のお仕事の様子を詳しく教えていただきました。
イラストレーターはイラストを注文してくれたお客さんの希望に合わせて、臨機応変に対応していくことが必要なことがとてもよくわかりました。
 
次はみんなが楽しみにしていたお絵描き講座。
YORIYASUさんが示してくれるステップに従っていくと、なんとあのミッキーマウス（全身）が描けてしまう、というびっくりな体験でした。
絵を描くときはともかく下書きが大事！ということでした。
 

 
最後に、イラストレーターの卵となったみんなに来週までに「寺子屋今井のキャラクター」を考える「お仕事」を「発注」しました。
 
注文内容は
・自分が持つ今井小学校のイメージが表されていること
・色々なことに挑戦できる「寺子屋今井」のイメージが表されていること
・「わくわくエンジン」のふきだしを入れること
来週どんなキャラクターに会えるか楽しみでたまりません！

【12/3 パート２】

それぞれが一生懸命考えてきた「寺子屋今井キャラクター」を手にした参加者が続々と集まり、さあパート２のスタートです！
まずはYORIYASUさんから、清書のコツを教えてもらいました。
輪郭をサインペンで太くすることで、プロっぽく見えるとのこと。
早速みんなでやってみました！
 
確かに！
えんぴつの下書きが急にプロが描いたイラストみたいになりました！
 
さあ、次はプレゼンタイムです。
「イラストレーター」である自分が描いた「寺子屋今井キャラクター」を「発注者」にアピールする時間です。
 
ひとりひとり前に出て、スクリーンに映し出された自分のキャラクターの「名前」「アピールポイント」をプレゼンしてもらいました。
多くの子どもたちにとって、大きなスクリーンの前に立ち、マイクを持ってたくさんの観客に向かって話をする、ということはかなり緊張したと思いますが、人前で自分の意見を堂々と発表できる人になっていってほしい、という願いから、こんな場面を作りました。
緊張しながらも一生懸命に自分の作品をアピールしてくれた子どもたちの姿が本当に素晴らしかったです。
 
それぞれの作品にこめられているメッセージを知った観客は、感心したり、共感したり、発想のユニークさにくすっと笑ったり、とても楽しい時間になりました。
 

 
最後に今回の体験活動のふりかえりをしました。
活動の中で、自分の「わくわくエンジン」が発動している場面を探っていきます。
何をしているときにわくわくしたのか、どんなところにわくわくしたのか、を深掘りしました。
そして、それぞれが持っている「わくわくして動き出さずにはいられないエネルギー源」を発見する
ことで、これからの日々を生き生きと積極的に生きていってほしい！
これが寺子屋今井の活動をする中で、私たちが常に持っている願いであり目標です。

★★★優秀作品発表★★★

全３５作品、どれもこれも力作ばかりで、選ぶのが本当に大変でした。
いっそのこと、全部のキャラクターで「寺子屋今井ファミリー」にしようか！という話も出たくらいです。
 
運営スタッフで真剣に協議を重ねた結果、
★最優秀賞：2023年度寺子屋今井のメインキャラクターとしてチラシやスライドやホームページなどに登場します。
★優秀賞：2023年度寺子屋今井のサブキャラクターとしてメインキャラクターのサポート役として、チラシやスライドやホームページなどに登場します。
★YORIYASU賞：YORIYASUさんが選んだ特別賞です。
の３つの作品を選びました。

★YORIYASU賞

 

 
作者名：
平井佑奈
 
キャラクター名：
寺小ザメ
 
コメント：
先ずフォルムがスバラシイ！
映画の影響もあってか、サメを描くとなると狂暴なイメージで、真横もしくは真正面から大きな口にたくさんのギザギザな歯を描く人が多いのではないでしょうか。
平井さんはアオリから立体的にデザインし、特徴である口を小さく、胸ビレも小さく描いたにも関わらずサメだと分かるキャラクターに仕上げました。
サメは狂暴なわけではなく、強いけど温厚な種類がほとんどです。
そういった意味では、寺子屋今井に集まったみんなには強い心を持った優しい人になって欲しいという意味も込めて、この作品はスバラシイと思いました。
※魚くわえてないほうがキャラとしては良いけどね！www

★優秀賞

 

 
作者名：
浜光希
 
キャラクター名：
テラコヤン
 
コメント：
頭の中に「ゆめのたね」が入っていて、今見えているふたばは、これからぐんぐんのびていき、ゆめがかなうと花が咲く、という「テラコヤン」。
ぷくぷく太ってまんまるなからだに、サイズ感がまったく合っていない今井帽をちょこっとかぶっているのもかわいらしいです。
寺子屋今井に参加するみんながすくすくと育っていくのを、ふわふわで気持ちよさそうな雲のくつをはいて、どこへでも身軽に飛んでいって応援してくれそうな気がします！
「テラコヤン」の雲のくつ、はいてみたいな～！

★最優秀賞

 

 
作者名：
福寄万結
 
キャラクター名：
わくわくSUNSUN
 
コメント：
空をとぶ羽は、広い空のようにたくさんのことを知ることができる寺子屋今井のことを、太陽は、明るく楽しい今井小学校のことを表した、「わくわくSUNSUN」。
こんなふうに、明るくて、いろいろな体験ができて、みんなのエネルギーの源になるような場である寺子屋今井を目指したいな、と「わくわくSUNSUN」を見て思いました。
こまかくひとつひとつていねいに描いた羽は、向かって左側の羽が右側の羽より少し短くなっていて、ななめに立っている「わくわくSUNSUN」を見事に表現しています。
また、今回のワークショップで習った、ななめ方向を向いている顔の描き方を、下書きの段階でさっそく実践してくれているところも嬉しかったです。
「わくわくSUNSUN」、寺子屋今井をよろしくね！
 
以上の３作品が受賞となりました。
作品を描いてくれた福寄万結さん、浜光希さん、平井佑奈さん、おめでとうございます！！！
なお、今回ご参加のみなさんから応募していただいたキャラクターについては、来年度のプログラムの中で使用するスライドなどで、大切に使わせていただきたいと思っています！
ご参加のみなさん、本当にありがとうございました！
 

 
※今回応募していただいた作品の著作権は、主催者である認定NPO法人キーパーソン２１に帰属いたします。
 
さて、次回はいよいよ今年度の寺子屋今井の最後の活動、演劇「グレイッシュとモモ」の鑑賞会です！（３月２５日 午後２時開演）
みんなの体育館が一日限りの劇場になります！
どうぞお楽しみに！
 
寺子屋今井コーディネーター
臼居淳子