アルバイトタイムスの上川取締役が昨年末、獨協大学の学生300人を対象に企業のCSRについてご講演くださった際に、次のようなことをおっしゃってくださった。
「キーパーソン21のプログラムには、明らかに、社会を変える力がある。」
とてつもなく嬉しかった。
キーパーソンのキャリア教育プログラムは、「ハッピーキャリアプログラム」と名づけている。そこには、「一人一人が幸せになるための生き方を考えるプログラム」という意味を込めている。
よく講演などで話していることだが、「私は、3人の息子たちに、幸せに生きてほし
い。」と願っている。
3人がそれぞれ、
自分のよいところに気づいて、
悩みながらも自分で考えて、
自分の道を発見し、
自分で行動し、
責任のとれる大人になってほしいと願っている。
どんな生き方でもいい。最後死ぬ時に「これでよかった。幸せだった」と思える人生を歩んでほしい。失敗もあるだろう。苦しい時もあるに違いない。でも「よかった」と、そう思えるような人生を歩める人になってほしい。そして3人の子どもたちが、そういうことのわかる人、できる人、世の中の役に立つ人として社会に送り出すことができた時にはじめて私は、母親としての仕事をしたことになる、と思っている。
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自分の子どもたちにそうあってほしいと願うように、すべての人たちに、一人でも多くの人たちに、自分のよいところを発見し、それを活かして成長し、世の中で役に立っていく人になってほしいと願っている。
長い宇宙の歴史の中で、人間としてこの世に、この時代に、この地に生まれたからには
私は、自分の人生の中で出会う数少ない方々と(全宇宙的にはほんの一点でしかない)
そういう社会の実現をしたいと思っている。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれないが、本心だ。
でなければ、こんなNPOをわざわざ立ち上げたりはしない。
どんな環境の中でも、どんな境遇の中でも自分にできる最善のことはあるはずだ。
一人一人が自分のよいところを知り、それを社会で役立てて、助け合って生きていくことができることは、最高の幸せである。そして、それは結果として、社会全体の活力をアップさせることになる。本気でそんな社会の実現を目指している。