青森青年会議所のメンバーに今年も会えた。今年は「なるには探偵団」のプログラムを中学生たちにプレゼントされたのだが、自分の子ども以外の子ども達のために必死になって動く大人たちがいることに、いつも感動する。会うたびに、青森青年会議所のメンバーに心から尊敬の念がこみ上げてくる。
青年会議所(JC)というところは、日本の中でも草分けの社会貢献団体、ボランティア団体で、全国に700箇所もあるという巨大なネットワークをもっている。青森JCも今年58周年ということでさすがにその組織的な完成度は高く、会員一人ひとりのモチベーションもすごい。一人当たり年間何十万円という会費を払って、様々な社会貢献事業をされているのだ。会員の多くは、経営者だったり、サラリーマンだったり、様々な仕事を持つ20歳~40歳の青年だ。彼らを突き動かすものは何なのか。
そこに行けば、仲間ができる。自分の知らないことを経験できる。様々な学びを得ることができる。いっしょに社会貢献活動ができる。
それにしても、一人ひとりが全く労を惜しむことなく、万障繰り合わせて参加し、最大の力を発揮していつも取り組んでおられる。その自ら動こうとする自発的で自主的な行動力とパワーに毎度畏れ入る。お互いをサポートし思いやる気持ちも特別すごい。チームワークも抜群だ。笑いをとることも忘れない。そしてそれぞれのメンバーは自分の本業をもって活躍もしている。まさに人間力を備え自立、共存できる理想の人間像、あるいはそうありたいと願い努力する人たちの集まりだ。こういう人たちこそ日本の財産といえるのだと私は思う。JCってすごい。誰がはじめたのだろう。
日本ではNPOの歴史は浅い。つぶれていくところも少なくない。青森青年会会議所の組織のあり方とそこで活動する会員の皆さんの姿を理想として、及ばずながらキーパーソン21も人材育成に取り組む団体として会員一人ひとりが人間力を高められる組織となるよう成熟度をあげていきたい。
青森JCのような人で日本中があふれたら、幸せだろうなあ。