小学校4年生のまこちゃんは本が大好きでした。彼はキーパーソン21の「夢!自分!発見プログラム」を通じて、自分のわくわくエンジンが『読んだ本の面白さや素晴らしさをみんなに伝えること』にあると気づきました。
この発見をしたお母さんは、まこちゃんを町の図書館で開催されるビブリオバトルに連れて行きました。ビブリオバトルは、本の面白さを伝え合い、どの本が一番読みたいかを競い合うイベントです。
それまで閑散としていた図書館でしたが、まこちゃんが参加するようになると、彼の楽しそうな様子に引き寄せられて多くの人々が集まるようになりました。まこちゃんは自分のわくわくを皆に伝え、図書館のビブリオバトルが大いに賑わいを見せました。
そして、まこちゃんが中心となったこの図書館のビブリオバトルは、全国ビブリオバトル大賞を受賞するまでになりました。一人の子どものわくわくが周りの大人たちに影響を与え、地域全体が元気になる様子が見られました。
この物語が伝えるのは、親が子どもの興味関心を応援すると、子どもが大きく成長することです。親のサポートが子どものわくわくを引き出し、そのわくわくがさらに多くの人々を巻き込み、地域全体を活性化させる力となるのです。