昨日の親チームトークサロンで気づいたことの二つ目。
私の母は専業主婦で、いつも家の中の家事を行なっていて、掃除、洗濯、買い物、料理、庭の手入れ、近所付き合い、親戚付き合い、保護者会への参加、などなど当たり前のことを当たり前に淡々とこなしてくれていた。家の中がいつも、整然と静かに回るように運営してくれていた。朝食の時間も夕飯の時間も規則正しい。子ども(私)は、学校から帰ればランドセルを置いておやつを食べて近所の友達と外で遊ぶ。陽が暮れて帰れば夕食が待っている。夕食後は好きなテレビも見るが、宿題もやる。明日の準備をして早く寝る。こんな当たり前のことを当たり前にそれはそれは、静かに、ゆったりと、自然に、時間の流れに逆らわずに、子ども達の生活が滞りなく運ぶように、母がお膳立てしてくれていたのだ。
振りかえれば、そのことが、子ども達にとてつもなくいい影響を与えていたのだと改めて確認した気がした。
今、子どもを取り巻く環境も変わり、働く女性が多い中、このような生活はなかなか難しいのだろうが、その毎日変化のないように一見見える生活をする中にこそ、母が私にしてくれたキャリア教育がいっぱい詰まっていたのだと思う。