10月30日文部科学省復興教育支援事業で
岩手県立大野高校の生徒５７名と久慈地域の企業１０社に分かれて訪問し、
ジョブスタしてきた。

私は岩手県久慈地域の沿岸部にある水産加工会社 嵯峨商店を担当。

６７歳の嵯峨社長のお姿は、ほっそりとしてお優しそう。
しかし、お話からは、不屈の精神が前面に出て来る。
経営者としてのど迫力のお話しを
生徒も大人も凍り付いたように聞き入る。

「このたびの震災で工場は流され、５０億円以上の被害を受けた。
そのうち４分の３は国が負担してくれるが、
残りの４分の１は自己負担。
若い社員は辞めていった・・。
つらい思いをしてきた。
しかし、残ってくれた社員の家族を守らなくてはならない。
立て直すしかない。
これからの嵯峨商店、これからの岩手をつくっていくのは若者だ。」

企業訪問してはじめてわかる働くことのリアリティ。
これが、ジョブスタの醍醐味。

生きるということ、働くということの迫力に
圧倒された。

嵯峨商店の復興を心から願う。

♦嵯峨商店
http://www.shokokai.com/fudai/3kigyo/html/kigyo_01.htm