随分前だけど、2020年には「なくなる仕事」の予想が出ていましたね。
http://164s.net/2828.html
仕事は、その時代の状況に応じて生まれ、消え、変化していくもの。
飛脚の仕事は、郵便にかわり、電話、インターネットと変わってきたように。
仕事も社会も、諸行無常でしょ。
ずっと同じなんてことはあり得ない。
だから、今ある常識や、大人の概念や、固定的な枠の中で子どもをあてはめて育てようとするのってすごくコワイこと。
「目の前にいる大人以上にならなくていいよ」
「成長しなくていいよ」
「今の社会以上にならなくていいよ」
と子どもに言っているのと同じ。
子どもの生き生きとした成長は阻まれて、
新たな社会を作るというおもしろいことから、子どもを遠ざけるのと同じ。
今、日本の教育の中で一番されなくてはならないことに一つは、
「子どもが自分で考えて、行動して、チャレンジして、失敗する経験をたくさんさせること。」
そして、失敗したとしても、成功以上にチャレンジしたことを讃えなくてはなりません。
子どもたちは、自分のわくわくに忠実に、大人の予測不能なことを楽しんで
取り組むことを望んでいますよね。
「やってごらん」
「よくチャレンジしたね」
「よく乗り越えたね」
「応援するよ」
って言葉をかけられて育った子どもと、
「そんな馬鹿なことしてどうなる」
「できるわけない」
「そんなこと言ってないでさっさと勉強しなさい」
って言われて育った子どもと、
あなたが子どもだったら、どう言ってもらいたい?
チャレンジを阻もうとしているのは、
実は、失敗を恐れているのは、
子ども側ではなくて、大人の方じゃないかしら?
枠の中でぬくぬくと子どもを育てようとしているのは、大人の側。
そのぬくぬくの先には、
「意欲の低下」というこの世で一番恐ろしいことが待っているのに。
子どもたちのチャレンジしようとする気持ちを阻み、意欲を低下させているのは、
実は、大人たちの中にあるエゴや自分の身や子どものの身をちんまい感じに守ろうとする
つまんない気持ちなんじゃないんですかね。