■日時:[第1回]2012年10月16日(火)10:00~16:30
[第2回]2013年 1月18日(金)13:00~16:30
■場所:[第1回]川崎市産業振興会館 9階 第3研修室
[第2回]川崎市産業振興会館10階 第1会議室
シニアチームは、今年度も、コミュニティービジネスを目指すセミナーを開催しました !
昨年度に引き続き、川崎市労働雇用部の委託を受けて、達人倶楽部主催の形で、2回シリーズのコミュニティービジネス(以下C.B.)起業を目指すセミナーを行いました。
10月16日に行いました第1回セミナーの狙いは“人材探し”です。
シニアチーム全員の5名と学生会員4名で実施しました。
参加者は11名で、都合で2名が途中でお帰りになりました。
内容は、
1.キーノートスピーチ「シニアの第三の居場所としてのコミュニティービジネス」
昨年度に続き、ダイヤ高齢社会研究財団の澤岡さんにご依頼しました。
シニアには、縮小してしまった職場、家庭以外の第三の居場所が有る事が望ましく、その中で社会貢献、地元回帰を考えるとC.B.は有力な一つの選択肢である、というお話でした。
以降はキーパーソン21らしく全てワークショップで構成しています。
2.8項目のレーダーチャートによる現状認識―C.B.をやる準備と覚悟は?
3.参加者相互インタビューで“人生新聞”作成―今までの人生で輝いている事は?得意技は?これからやりたい事は?
レーダーチャートと“人生新聞”でアイスブレークを兼ねて参加者が自己紹介しました。
4.C.B.にどんなアイテムがあるかをビンゴゲームで共有
言葉のビンゴゲームには皆さん慣れていないと思われたので、4人の学生会員が“やりたいことビンゴ”でサンプルゲームを行ったところ、学生自身のやりたいことと、シニアからのやって欲しいことがなかなか合わなくておもしろいビンゴゲームになりました!
学生会員の4人は人生新聞もサポートして、いつもながら、全体を盛り上げてくれました。
5.事業計画作成の練習
コミュニティーハウス運営と中小企業支援の二つのグループに分かれて、C.B.プラン作成を練習、それぞれのグループの代表の方が発表しました。
中小企業支援の方は範囲が広すぎてあまり具体的なものになりませんでした。
以上で6.5時間のセミナーは終了しました。
参加者が少なかったこと、お仕着せアイテムのC.B.プランが盛り上がりに欠けたこと、などあり、結果アンケートでも従来ほどの高い評価は得られず、反省の多いセミナーでしたが、それにもめげず、2回目のセミナーを実施しました。
1月18日に行いました第2回セミナーの狙いは“C.B.起業に踏み出して貰うこと”です。
シニアチーム3名で実施し、参加者は11名(内5名が第1回から引き続きご参加)でした。
本来は1回目の参加者からやる気の方々に来ていただく予定でしたが、1回目参加者が少なかったので、達人倶楽部マッチング事業、商工会議所テクノプラーザ事業登録の方々に新たに案内状を送付し、参加者を募りました。
1.キーノートスピーチ「シニアのコミュニティービジネスに本当に必要なこと」
毎度お馴染みの澤岡さんの、「ヒト」「バ(場)」「オカネ」が揃うのを待っていたら機を失する!「想い」を大事にとにかく始めよう、というお話でした。
2.事例発表
・達人倶楽部に属して、今まさに団体をつくりつつある「地下水環境クリニック」青柳計太郎氏
・既に全国的に活動している企業OB NPO法人団体「かながわ子ども教室」大竹副理事長
立上げ途中の団体と既に高い評価を得て確立した団体の対照的なお2人でしたが、質疑も含めて、それぞれ、立上げのご苦労(種々交渉の時に達人倶楽部の名は大変役立ったそうです)、あるいは、メンバーの高齢化、全国活動のために必要な経費の調達が課題で有る事等を率直にお話しいただきました。
お2人の課題・問題点等はキーノートスピーチの方向性と良く一致していて、参加者には好評でした。
3.個別C.B.プランの作成と発表
参加されたお1人お1人の“想い”をC.B.プランに!そして発表していただきました。
プランは個々ですがが、作成の為のディスカッションは想いの近い方々のグループで行い、サポートはチームメンバーの他、澤岡さん、大竹さん、青柳さんにもお願いしました。
ビジネス的側面にはまだ課題がありそうですが、“想い”はそれぞれに真剣なものが窺がわれました。
皆様の想いは、コミュニティーハウス的なものが4件、IT関連が2件、その他、子供発明クラブ、コンサルタント、留学生ホームステイ、英語(イタリア語)文化交流などがありました。
以上で約4時間のセミナーは終了しました。
今回はキーノートスピーチ(いつも好評なのですが)と事例発表が良くマッチしていたこと、前回と異なりC.B.プランを個々人別にした事等で好評で、アンケートは全員が「有意義であった」と評価してくださいました。
第2回のセミナーを終わって…「わくわく推進計画」が行うシニアのコミュニティビジネスの考え方は、昨年度来、セミナーの都度同一資料にて説明しました。
骨子は
・地域貢献を含むこと
・自立・継続のために収入を得る方法を持つ事
・単なる安売りビジネスで、若い人の仕事を奪ってはならない
の3点です。
皆様、“想い”は強くても、予測された事態では有りますが、ビジネスプラン的にはまだ課題がありますので、更に個人別のビジネスプラン相談会をやることになり、5名の方が参加されることになりました。(その内4名は第1回からの参加者です。)
1つでも2つでも川崎市にC.B.が誕生する様頑張ります。
もう1つ重要な事は第1回にもっと大勢を集める事でしょう!
もし、次年度があれば一工夫したいと思っています。