■日時:2013年3月20日(水・祝)14:00~18:30
■場所:川崎市産業振興会館
■内容:
1.プログラム実施報告
─川崎市立川崎高校定時制プロジェクト(報告:学生スタッフ 長尾燿平)
2.キーパーソン21の「おもしろい仕事人がやってくる!」
(多様な大人たちから様々な価値観や生き方を知るプログラム)
-おもしろい仕事人 内田武志様
(株式会社エーピーコミュニケーションズ 代表取締役兼オーナー)
<プロフィール>
小学校低学年までは小児ぜんそくの気があり、プラモデルとお絵描きが大好きな神経質な子供だった。小学校二年生のときに、健康になるために始めたサッカーにはまり、その後大学生までサッカーを続け、いつの間にか、プロのサッカー選手を目指していた。
早稲田大学体育会サッカー部の三年生の時に、新しい新入部員(後に日本代表で活躍した相馬直樹さん)を見て、サッカー選手としての自身の才能のなさを実感(初挫折!)、(心ひそかに)プロ選手の道を断念。 その後、華々しくJリーグに進んだ友人達を、将来見返してやりたい一心で、大学生の時一度も机に向かったことがなかったのに、自分の進む道をビジネスに方向転換。運良くバブルがはじけたばかりだったので、1992年にみずほフィナンシャルグループ(当時富士銀行)に入社し、以後13年間銀行グループに勤務(デリバティブ部門、MBO投資ファンド等を歴任)し、独立。現在に至る。㈱APコミュニケーションズ代表取締役兼オーナー。APCグループ従業員280名を率い、総合SI企業グループとして躍進中。
3.4年生によるGraduation Speech
4.懇親会
3月20日に、第22回「キーパーソン21の日!」を開催いたしました。
この日は、今年の春から社会に出る大学4年生をお祝いする会を兼ねておりました。おもしろい仕事人から、はなむけのお言葉があったり、4年生1人1人からのスピーチがあったりと、普段の「キーパーソン21の日!」とは少し違った会となりました。
川崎高校プロジェクトの実施報告では、川崎高校キャリア教育ご担当の安斉先生にお越しいただき、プロジェクトリーダーによる報告のあと、当日の実施の様子や、生徒たちの様子についてお話いただきました。
このプロジェクトは、昨年5月の学校との打ち合わせにはじまり、10月にプログラム実施、今回から新しく取り入れたシェアリング、2月の報告会までを合わせると、約7か月間にもわたるプロジェクトとなりました。
今年ご担当くださった安斉先生はじめ、お二人の担任の先生方は、この実施に非常に協力的で、かつ、生徒1人1人の事をとてもよく理解されていました。
長期間にわたるプロジェクトでしたが、このような先生方とキーパーソン21が一緒になって進めることのできた実施になりました。
この実施が、生徒が自分の進路を決定していく一助となったこと、生徒たちの関係をより一層深めることができたということなど、様々な良い効果をもたらしたと感じました。
「おもしろい仕事人がやってくる!」では株式会社エーピーコミュニケーションズの内田武志社長にご講演いただきました。
内田様のお話では『夢を探す努力をする事が大切』というお話が非常に印象的でした。
夢はひらめくものではなく、考え続けて見つかっていくものだということ、探していく段階で迷ったら、自分よりも長く生きている方と会話をする事で解決していく、ということをお話いただきました。
大学4年生に向けたメッセージを多くいただきましたが、社会人の方も非常に興味を持っておられ、面白く、多くの刺激をいただいたご講演となりました。
4年生によるGraduation Speechでは、4年生がこれまでキーパーソン21でどういう活動をしてきたのか、何を得て、学生時代にどういうことを考え、悩み、学んできたのかといことを聞くことができたスピーチでした。
活動をともにしてきた学生でしたが、この日に初めて知ることも多く、新鮮でした。スピーチをした6人の学生は、それぞれ進路に悩み、将来について真剣に考えていたことがよくわかりました。
就職するにしろ、大学院に進むにしろ、自分の進路を自分で決定し、頑張っていく決意をしたことが素晴らしいと思いました。
後輩からは、メッセージとともに、色紙と花束をプレゼントしました。朝山代表からは1人1人に修了書が手渡されました。これからもずっと応援し続けたい先輩たちです!
今回の会は、参加してくださったみなさんが、4年生の社会への旅立ちを心からお祝いしてくださり、本当に嬉しかったです。今年度、最後の「キーパーソン21の日!」でしたが、しめくくりに相応しい、良い会となりました!