2015年5月27日(水)6月3日(水)の2日間、川崎高校定時制
3年生2クラス51名を対象に、キャリア教育授業「個別アクションプログラム」
を実施しました。川崎高校定時制での実施は今回で7回目です。
毎年、夜の時間帯での実施となりますが、今年も延べ39名の大人たちが
「わくわくナビゲーター」として駆けつけました。
「個別アクションプログラム」は、大人たちが生徒一人ひとりに寄り添い、
将来の進みたい方向を一緒になって考え、進路選択のサポートをします。
生徒たちは「わくわくエンジン®」を発見し、自立への一歩を踏み出していきます。
*個別アクションプログラムのご紹介はこちらへ
http://www.keyperson21.org/activity/program/action-program
生徒たちの傾向や学校が抱える課題などを共有するため先生方へのヒアリングに伺ったり、
「わくわくナビゲーター」として参加する大人たちへのキックオフMTGを開催したり、
担当スタッフたちも事前の準備に奔走してきました。
今年の生徒たちの傾向は、人前で話すことが苦手な子も多く、不登校だった生徒も数名いる、
2年生の終わり頃から進路のことが気になり出したけれど「何をしたいかわからない」、
失敗するのがこわいからやらない、本音を言うのがこわい・・・。
当日は、自分の「わくわくエンジン」に気づいて、自分の可能性を広げるための
一歩を踏み出してほしい、そんな思いを持った大人たちと生徒がじっくり向き合い、
一緒に「将来」を考える熱気あふれる時間となりました。
*わくわくエンジンの説明はこちらへ
http://www.keyperson21.org/activity/program
一人の生徒の感想をご紹介したいと思います。
「やりたいバイトをみつけられたので がんばって挑戦したいと思います。」
この短い文章に彼女の想いが込められていました。
本当のことを書こうという思いから10分くらいかけて一生懸命に考えて感想シートに
書いてくれたのですが、
廊下に出てからぼそっと一言「今日話せてよかった」と伝えてきてくれました。
彼女にとっては、人生で2つ目の“がんばってみようと思えること”が
みつかった記念日になったそうです。
後日、先生方からも、「個別アクションプログラム」を受けた生徒たちの様子を
聞かせていただきました。
「今日、何人かの生徒から昨日のプログラムとアクションの内容について相談がありました。
ある男の子は本校の指定校推薦がどんな所があるのか、指定校推薦とはどんな制度か
相談に来ました。具体的に考え始めた生徒が増えたと感じています」
「将来のことを大人に相談する良い経験ができ、自分の可能性を広げるきっかけに
なったと思います。生徒たちの一歩を踏み出すアクションを後押ししていきたいと思います。」