認定NPO法人キーパーソン21

活動ダイアリー わくわくエンジン®ブログ

キャリア教育は日々の生活の中にある 渋谷区の教員研修から

2015.06.30

代表朝山ブログ教員・学校

渋谷区の小中学校の2年目の23名の先生方を対象に、
キャリア教育の研修に伺ってきた。
1年目、先生方は学習指導力をつけ、
2年目には、東京都が提示する4つの力のうち、「生活・進路指導」の力をつけて、
子どもたちに「キャリア教育」を伝えていく立場になるとのこと。

 

「そもそもキャリア教育とはなにか」
「どんな意義があるのか」
「学校で、なぜキャリア教育が必要なのか」
「何を子どもに伝えたらいいのか」
を理解していただくために、具体的事例を交えてお話しさせていただいた。

写真 2015-05-25 9 06 42 (1)

 

研修の中で一番伝えたかったことは、
「キャリア教育は特別なものではなく、一人ひとりの先生方の、

日々の授業や生活指導の中で実践できる」ということ。

 

「キャリア教育=職場体験」

ではなく、
「子どもの主体性を育てる」
「意欲を育む」
これこそが、キャリア教育の意義なのだと思う。

 

今を生き、これからを生き、新しい社会をリードしていく子どもたち。
どんなに知識をつけたとしても、
やる気がなくなってしまったら、何の意味もなくなってしまう。

 

今回の研修では、
「子どもの立場をイメージしてみて、どんな時に意欲があがるか?」
先生方ご自身のこととして、グループワークで考えていただいた。

「期待されたとき」
「オーダーメイドの言葉をもらったとき」
「自分をみてくれるとき」
「褒められたとき」
etc.  日々のヒントとなる言葉がたくさん挙がっていた。

写真 2015-05-25 9 06 44

 

では、授業や学校生活の中にどう落とし込んでいくことができるのか?

先生方が日々の授業や生活の中で、強く意識して行っていただくことで、

必ずや成果は表れてくるはず。

 

日々の授業や生活指導をどうしたらいいのか、

迷ってしまっている先生方、結構いらっしゃる。
難しく考えず、自分だったら何が嬉しいかを考えれば、

おのずと答えは見えてくる。

先生方も、生き生きと自分らしく生きる姿を、子どもたちに見せてあげて欲しい。

それも、きっと、「キャリア教育」なのだから。

写真 2015-05-25 9 06 46 (3)

 

写真 2015-05-25 9 06 48

私たちの活動にご協力ください。

あなたに合った形で
キーパーソン21の活動をご支援ください。
個人や法人として関わる方法だけでなく、
活動へのご寄付も受け付けております。

詳しく見る

キーパーソン21の最新情報をチェックする

メルマガに登録する