2015年6月19日(金)渋谷区立鉢山中学校(2年生38名)を対象に、
「おもしろい仕事人がやってくる!」「コミュニケーションゲーム」を実施しました。
職場体験の事前指導に活用したい、というご要望のもと、
2つのキャリア教育プログラムを導入いただきました。
子どもたちの主体性を育むきっかけになってほしい、
自分の言葉で元気に受け答えができるようになってほしい、
先生方の想いを受けて、元気いっぱいの実施現場を目指しつつ、当日を迎えました。
午前中のプログラムは、「おもしろい仕事人がやってくる!」。
キーパーソン21の会員で、サノフィ株式会社の内田 実氏に講演いただきました。
講演のテーマは、「~薬の研究開発 ”気がつく” ということ~」
以前勤めていた、薬の研究開発の仕事を通して「気がつく」ことの大切さを学び、
それが、自分の生き方をどのように変化を与えてくれたか、など、
優しい笑顔いぱいの、親しみやすい言葉で、子どもたちにお話しくださいました。
笑顔で中学生に語りかける、サノフィ株式会社 内田 実さん
給食時間を挟んでの実施だったので、一緒にお昼を食べたりしながら、
子どもたちにも、社会人にとっても、楽しいひと時となりました。
午後のプログラムは、「コミュニケーションゲーム」。
最初は、グループの仲間同士でもなかなか元気よく会話ができなくて、
日頃から、自分の言葉で相手に伝える経験が少ないのかな、と心配しましたが、
ゲームの関門が進むにつれて、どんどん積極的に発言したり、クラスメイトの話しを
聞いたり、ゲームへの関わり方が能動的に変わっていきました。
「わくわくナビゲーター」として参加した社会人も、
子どもたちが前向きに変容していく様子をしっかりとキャッチしていました。
・最後には話したくてうずうずしている様子や心からの笑顔をみれて良かった
・諦めそうな子どもに、声をかけて励ましている姿に感動した
・大人がイメージしやすく伝えるようと、主体的に工夫している様子が良かった
・発言の少ない子どもが、仲間の発想に「なるほど」とうなずいている様子が印象に残った
先生方も、普段とは違う子どもたちの姿を笑顔で見守ってくださいました。
・積極的に関わる姿が新鮮だった
・言葉だけでなく表情や態度もコミュニケーションなのだと学んでくれたと思う
・子どもたちに、いつもと違う角度で気づいたや見えたことを伝えられて良かった
・子どもたちの集中力が最後までフルパワーで驚いた。これは、一人ひとりが何かを得たに違いない
ありのままの自分を認めてもらったり、他の人を認める経験の中で、
子どもたちは自信をつけていくんですよね。