11月28日(土)、田園調布学園中等部3年生90名が、今回のプログラムにご協賛いただいた
株式会社電通、および電通ダイバーシティ・ラボ(DDL)に関わる社員の皆様と一緒に、
キャリア教育プログラム「かっこいい大人ニュース」を行いました。
田園調布学園中等部の3年生は、年に8回土曜日に「キャリアデザイン|職業を知る・社会を知る」
をテーマに特別授業を行っています。
5回目の今回は、複数の企業や団体が授業プログラムを提供する形式で行われ、
90名の生徒たちが、キーパーソン21のキャリア教育プログラムを選択しました。
『かっこいい大人ニュース』は、インタビュー・記事制作・発表、を通して、
「将来の生き方」を考えるキャリア教育プログラムプログラム。
生徒たちは、事前に掲示された電通の”かっこいい大人”たちのプロフィールを見て、
インタビューをしたい対象を選定します。
生徒たちは、事前に、様々な国で生活経験のある多様な文化を知る”かっこいい大人”に
聞きたいことをじっくり考え、当日を迎えました。
初めは緊張感の漂っていたインタビュー会場でしたが、あちらこちらでしだいに、笑い声が。
記事の発表後には、生徒たちは、”かっこいい大人”から、サプライズのポジティブフィードバックを
もらいましたが、はにかんだ笑顔の中にみえた満足気な瞳が印象的でした。
すっかり仲良しになって、中学生に溶け込んで会話する”かっこいい大人”の笑顔も弾けていました!
プログラム終了後に参加した大人と先生方で実施した「振り返りの会」では、
子どもたちの変容シェアはもちろんですが、大人自身の気づきについても
多様な視点からお話しいただくことができました。
株式会社電通の電通ダイバーシティ・ラボ(DDL)の社員の方々からは、
”自分についてこんなに語れるエピソードがあるんだと改めて気づいた。
彼女たちと同じ15歳に戻れるとしても、きっと同じ人生を生きたいと思うだろう、
と思える自分がいた。”
”日本の子どもたちはシャイで皆と同じことを質問してくるのでは、と先入観があったが、
それぞれ個性があって、言いたいことがちゃんとあって、
でも、どうして伝えたらいいかわからないだけなんだ、と気づいた。
間違えないように考えて話そうとしている子が多かった。
だから、考えないで思ったことを言っていいよ、と伝えた。”
”日本には「バカを育てるシステムがない」。時には良い意味でのバカになって
自由に表現できる人に。
この言葉をメモした生徒がいたのが印象に残った。
世の中を前に進めることがしたかったから今の仕事を選んだが、
自分の学びとして、この生徒たちに胸を張れるような仕事をしないといけないと思った。
今日の経験の中で、日本の子どもたちへのキャリア教育は本当に必要だと、
あらためて実感した。”
”電通ダイバーシティ・ラボ(DDL)には多様な人材がいることを再確認する機会になった。
多様だけでなく熱い気持ちがあることは、大きな強みだと思う。
一人ひとりの価値を認めながら自由に生きていいんだ、という姿が嬉しかった。
今回のプログラムは参加者側も自分を見つめなおす機会になることにやられた、
参加して本当によかった。”
また、田園調布学園中等部の先生方からも、普段の生徒たちとは違う姿が
見えたことをお話しいただきました。
”日頃から生徒たちには、グローバルな視点を持つことは大事って話しているのですが、
学校はどうしても閉鎖的な空間になりがちです。でも、今日は生徒たちがそれぞれに
いつもより自由に話していました。しかも非常に楽しそうに。
生徒たちにとって、それぞれの心に響いたことがたくさんあったと感じます。
このような貴重な経験を糧に、自分らしく成長していってほしいと思います。”
参加してくださった皆さま、部下の活躍を見にきてくださった上司の方、
プロジェクトの撮影に駆けつけてくださった電通の広報部の方、
ご見学にいらしてくださった皆さま、サポートしてくださったキーパーソン21の会員の皆さま、
本当にありがとうございました!