子どもが自分をいかして生き生きと仕事をして生きていってほしいと願うのはどんな親も同じと思います。
そんな私たち親が子どものためにできることが二つあります。
多様な価値観や考え方や生き方を知ることができる機会を増やす
一つは、様々な大人たちと出会いの場を作り、多様な価値観や考え方や生き方を知ることができる機会を増やすことです。
「こんな生き方ありなのか!」
「自分にもできるかもしれない。」
「大人になるっておもしろそう!」
と子どもが感じることができるようになって、目の前が開けたように視野が広まり、自分で考え自分で決めるための判断材料が増え、生きる力の素地を作っていくことができるようになります。
原動力を探しだすサポートをする
そして、もう一つは、子ども自身がわくわくして動き出さずにいられないような原動力を探しだすサポートをすることです。
様々な価値観や生き方を知った後には、「自分はどうしたいのか?」という問いを子どもは自分で考えなくてはなりません。
しかし、「あの人良かったね」と言って、また部活や塾通いという日常に戻ってしまい、もやもやと不安を抱えながらも、自分の将来を真剣に考えることができず、先生や親に薦められるままに進路選択してしまうということも少なくありません。
将来の夢を見つけたとしても、一歩踏み出す勇気や確信を持てず、親に言い出すチャンスもなく、何となく夢が消え、結局その後、本来持っている力を出せずに潰れていってしまう現実も多々見受けられます。
今ある職業の半分は20年後にはなくなると言われています。
私たち親にできることは、子ども自身が一所懸命になれること、くじけそうになってもまた工夫して頑張ろうと思ってやり直すことができること、子どもの意欲が湧いて、動き出したくなるような子どもの軸となる「わくわくエンジン®」を子どもの中から探し出し、理解し認めていくことなのです。
子どもが一歩を踏み出したくなる「わくわくエンジン®」は必ず子どもの中にあります。
「わくわくエンジン®」を見つけた子どもは、自分が自分の人生の主人公となって、自発的に動きだすようになります。