2015年12月18日、昨年に引き続き江東区第四砂町中学校に
「夢!自分!発見プログラム」をお届けしてきました。
Give2Asiaを通じてQUALCOMM FOUNDATIONにご支援をいただいた今回のプロジェクトでは、
中学校1年生と2年生の2学年に、キャリア教育授業を同日開催することができました。
都内でも有数の商店街、砂町銀座がある地域で育つ子どもたち。しかし、
日常生活の中で、保護者や先生以外の大人と関わる機会は案外少ないそうです。
第四砂町中学校では、1年生の冬から上級学年にかけて、職業に関連する授業を
段階的に学んでいくカリキュラムを作られているのですが、
そのスタートとして、多様な社会人との関わりの中で、自分で考えて発言できる
勇気や自信を育みたいという学校からのご要望を伺い、
キーパーソン21のプログラムから、本気で生きる大人の話を聞く「おもしろい仕事人(講演)」
と「コミュニケーションゲーム(ワークショップ)」をご提案させていただきました。
自己肯定感を育むプログラム「コミュニケーションゲーム」の前後には、
毎回子どもたちへのアンケートを実施しています。
今回も、子どもたちの気持ちの変容を見える化することができました。
例えば、授業実施の目的の一つ「自信を持って話せる」と答えた2年生は、
実施前は約半数の54%しかいなかったのですが、プログラム実施後の
アンケートでは、100%が「自信を持って話せる」と答えるなど、
1人ひとりの気持ちに大きな変化がありました。
普段接することがない社会人との出会いの中で、
”自分の言葉で話し、それを認めてもらう”経験をすることは、
コミュニケーション力をつける効果だけでなく、
生きる力が自然に引き出されていく時間になっているのだと、
あらためて思いました。
変化する時代を見据えて、社会と学校をつないでいく活動を
これからも続けていきたいと思います。
ご支援くださった企業の皆様、プロジェクトに関わっていただいた
社会人の皆様そして、一生懸命に取り組んでくれた第四砂町中の生徒の皆さん、
どうもありがとうございました。