キーパーソン21の『企業の子ども応援プロジェクト』をご支援くださる企業の皆様との
交流会を開催しました。
2015年度の学校での活動「夢!自分!発見プログラム」にご協力いただいた企業の皆様、
これまでにご協力くださった企業の皆様、そして、学校関係者の皆様がお集まりくださり、
お食事をいただいての和やかな雰囲気の中、組織の枠を超えて、お一人おひとりの想いを
お話しいただく会となりました。
近年は、企業が自社のリソースを活用しての出前授業も盛んに行われています。
2012年度からスタートした『企業の子ども応援プロジェクト』では、文部科学省が定義する
キャリア教育の「基礎的・汎用的能力」を育む、本質的なキャリア教育を大切にしてきました。
子どもたちの目線に立って開発したキャリア教育プログラム「夢!自分!発見プログラム」の
意義に共感いただいた企業の皆様とご一緒に、子どもたちへの活動に取り組ませていただけて
感謝の気持ちでいっぱいです。
キャリア教育の原点は『主役は子ども、きっかけは大人』です。
企業の子ども応援プロジェクトの根底には、そのスピリットが流れています。
大人自身のわくわくする気持ちが、子どもたちの自信の源=きっかけになると
私たちは考えています。
学校現場での活動では、普段の会社ではありえないような元気な声と表情で大人が
自分を表現することからプロジェクトがスタートしますが、これまで参加してくださった
企業の皆様は、もちろん大人同士でも自分の殻を破り、自らはじける力をもっておられます。
そんな、わくわくして楽しそうに仕事をしている大人と出会ったら、子どもだって
わくわくして前に進みたくなるに違いないと思います。
2025年には、「働き方の改革」や「社会と企業の新たな関係づくり」が進んだり、
「個々の生き方」を見つめなおす、そんなパラダイムシフトが起きているといわれています。
ミレニアム世代が社会に出て、今小学生の子どもたちも選挙権をもつ、そのタイミングで
社会は大きく変わろうとしています。
子どもたちがいきいきとした社会人としてわくわくと活躍できるために、今私たち一人ひとりが、
“わくわくする大人”として子どもたちのロールモデルとなり、組織の枠を超えてつながり、地域の子どもたちと積極的に関わっていけるような社会をつくっていきたい、、、NPOだからこそできる大人たちをつなぐ場づくりもあると思うのです。
1人でも多くの社会人、企業人を巻き込んで、子どもたちの活動を広げていきたいと思います。
後半の意見交換の場面で、子どもたちのわくわくエンジンを育むには、大人の私たちが率先して
ワクワクした存在であることが大事!という声をいただきました。
あっという間の3時間でしたが、大人として、企業人として、社会人の皆様の子どもたちの未来を
見据えた鋭い視点、社会全体への感度の高さ、に私たちも多いに刺激をいただきました。
企業人、校長先生、多様な大人たちが集まる機会の重要性にあらためて気づきました。
ご参加いただいた皆様、貴重なご意見をお聞かせいただき、あらためて御礼申し上げます。